バフェットが現在大量に購入しているクラフト・フーズについて網羅的ではなく思いつくままにですがバフェットの購入理由について推測したいと思います。
@堀のある企業か(超過収益力のある企業か)
まず、堀のある企業かどうか、バフェット銘柄であるか検討してみたいと思います。これに対しては間違いなく、YESであると考えられます。クラフト・フーズは過去、食品会社が何社か合併して形成された企業ですが主力ブランドとしては、AGF・マックスウェル(コーヒー)、クラフトチーズ(チーズ)、リッツ・オレオ(ビスケット)などがあります。これらのシェアは業界で10〜20%を確保しています。誰でも知っているブランドであります。
A長期的な明るい見通しがあるか
次に将来の長期的な成長力がどうであるか考えてみたいと思います。現在クラフト・フーズは70〜80%の売上を米国に頼っていて、食品会社でも最もグローバル化していない企業です。このことは今後、海外進出への余力が高いことを意味します。会社も、今後、重視するマーケットとして中国をあげています。昨年ビスケットのシェアは中国で20%を確保しNo1企業となりました。インスタントコーヒーは業界2位ですが、今後の成長が期待されています。また、チーズなどの今後の進出が期待されている分野もあり台湾ではすでに成功しています。
また、現在は沈静化していますがインフレが生じた際には食品会社は価格を値上げがしやすい業種であるとともに、不況の際には外食産業が痛手を受け、クラフトのように自宅で食べれる安い食品が注目されると考えられます。
B有能な経営陣はいるか
現在、女性のCEOが3ヵ年の2年目に当る経営の改革をしています。アルトリアグループで経営の改革が遅れていたものをスピンオフして建て直しをしている最中です。先日もシリアル部門を売却していて今後も不採算部門の整理がされる予定です。改革後の成長率は、7〜9%を目標にしています。
C株価は安いか
株価は現在、リストラ途上であるため利益率が下落しているため割安であるといえます。この会社であるなら、純利益率は10%は可能であるため、少なく見積もっても3割は安いといえます。また。最近のサブプライムローン問題の株価下落によりさらに割安になっているともいえます。
上記はいいことばかりかかれていますがリスク要因もあります。それはリストラがうまくいかないリスク、海外進出がうまくいかないリスクとなります。しかし、ブランド力の高い企業はこのような試練を乗りこえる可能性が高いという結果に注目すべきかと思います。
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2008年12月01日
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